こんばんは、ちゅうです。
さて、緊急事態が解除されて一週間。まだまだ油断は禁物です。
ザ・プレーンズですが、5/23(土)のライブも延期となりました。
来月はやれるかな・・・??
今日は映画を語ります。
『キッズリターン』
1996年に公開された北野武の6作目となる監督作品。
もう何度みているのだろうか。
単純に「力」を感じる。映画はよく見るけど、なかなかない。
ラストシーンはいつも鳥肌。こんな映画他に無い。
「マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?」
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」
この映画を生涯ベスト100の1本に選出した淀川長治は、至極真っ当な印象を抱いたようだ。映画評。
「若者時代のやさしさとこわさ。どうにも手をつけられぬ高校生のその日常の、彼なりの考えの“こわさ”が哀れ。若者をつかんでこれくらい振り回した胸のスカッとする映画も珍しい。胸をスカッとさせながら、見ていてこわくてたまらなくなる映画。」(’96.04.09 『産経新聞』夕刊)
「“こわさ”が哀れ。」とはよく言ったものだ。怖くもあり、哀れでもあり、スカッとしもする。全部がある。『キッズ・リターン』には、割り切れない青春の、圧倒的で抱えきれない空気がある。
あとすごいのが音楽。
久石譲。
インパクトの強いテーマ曲。
この映画にこれ以上合う音楽はないくらいマッチしている。
サウンドはビートの効いてる感じでどこか民族的であり都会的。すごいのは曲中に爆発音が入っている。それがカッコイイ。いい感じに崩れている。
実際に久石譲のコンサートに行って生で聴いたときは、感動!とかいうレベルではない。(コンサートはオーケストラで表現↑)「心を揺さぶられる」というか「揺さぶられてる・・」と。
普段生活しててはなかなか感じられない気持ちにさせてくれる。
音楽ってやっぱりすごい力があると再確認させてくれる。
『キッズリターン』
人生であと何度みるんだろう。。